アル中の父親パディ（ニック・ノルティ）から逃げた弟トミー（トム・ハーディ）、元格闘家で教師の兄ブレンダン（ジョエル・エドガートン）。ともに父親を憎み、お互いも憎み合う兄弟が総合格闘技でアメリカ最大の大会を目指す。
この映画は話題になった記憶がないのだが、超アツくなった！面白い！
「ロッキー」（1作目）ほどの人間ドラマは観られなくとも、戦いが生む興奮と感動に大満足。
トミーはなぜ父親にトレーナーを頼んだのか、父親はどんだけダメ男だったのか、ブレンダンはなんでそんなに金がないのか、設定によく分からないところが多かったし、ストーリーは超粗い。笑
トミーは父から逃げ、母を守れず、軍からも逃げた自分を変えたかったのだろうか… なんて考えもするが、いずれにしてもスポ根映画らしいラストなど、圧倒的なバトルと雰囲気を楽しむのが良い。
「キンキーブーツ」「華麗なるギャツビー」「レッド・スパロー」と、渋めの役が多いジョエル・エドガートンは主役とはいえ、この映画でも耐えて関節技で勝つという渋さがいい！
そして、トム・ハーディの筋肉が凄いし、顔がおっかない！
