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リトル・フォレスト 冬・春のtottsunのレビュー・感想・評価

3.9
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「リトル・フォレスト 冬・春」
都会から東北の小さな山村・小森に帰郷したいち子(橋本愛)は、自ら農作業に励み収穫した作物や、山菜、木の実など四季折々の恵みを使って日々の食事を作る生活を送っていた。冬は雪に覆われるなど自然の厳しさに改めて直面するも、生きるために食べ、食べるために自分で作るシンプルな暮らしを通じ、自分の生き方を見つめ直していく。
前作よりも物語性が少し上がったような気がします。
それでも手間暇かけた美味しそうな手料理たちは健在です。
冬は厳しい寒さと雪が降り頻る季節ですが、それまでに収穫した野菜たちを上手に保存して美味しいご飯へと変えていきます。
私はイタリアンに目がないので「のびる、白菜の蕾菜、塩マスのパスタ」が今すぐ食べたい!!って思ったほど美味しそうで…
お腹空いてる時に観る映画じゃないです。ほんと。拷問になりますよww
それ以外にも焼きおにぎりやキャベツの天ぷら、玉ねぎスープなど…美味しそうなシーンが出てくるたびに、どこから声が出てるのか自分でもよく分からないような「あぁ」という呻き声にも聞こえるような声が漏れました。
私が鑑賞してる最中に旦那さんが横で少し見てたんですが納豆餅が出た瞬間「あぁ!」って声あげたのでびっくりしました。
彼自身は東京生まれ東京育ちだけど、彼のお母さんが岩手出身のため子供の頃よく作ってくれたそう。
それをすっかり忘れていて…そんな記憶を思い出したそう。
旬を感じながら食べるご飯って良いですね。
住めば都って言いますが、不便でもその土地ならではの美しさがあって…そんな思いを馳せるひと時のような作品です。
いち子もそれで決心ついたんだろうな。
私的には☆☆☆.9かな。
#リトルフォレスト冬春
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