まるまる

リトル・フォレスト 冬・春のまるまるのレビュー・感想・評価

4.5
5年前に突然失踪した母からの手紙。
全ての音が止んだあのシーンから再開。

これを観たら終わっちゃうのかなんて、
なんだか観るのがもったいなかった。
だけど、続きが気になって今日借りてきた。

雪かきがなっとらんねwいち子ちゃんw

納豆も自分でつくれるんだ。
すごいな、農家の人。
売ってるのより絶対うまそう。
とにかく食べ物がおいしそうな映画w
砂糖醤油の納豆餅食いたい!
そうか、薪ストーブは焼き芋も焼けるんだな。
春キャベツのかき揚げ!
野蒜と塩マスと白菜の蕾菜のスパゲッティ!
ご飯も土鍋で毎日毎日炊いてるんだよなぁ。
パーフェクトスローライフw

やっぱ雪景色いい。
そして、さすがの満開の桜w

流れる時間は、映画的というより
こっち(現実)の流れに近い感じ。
理路整然としてるというよりは散文的。
自然は包んでくれるようであり
自分を映す鏡のようであり
何か諭してくれてるようであり。
やっぱり、画面の中にちゃんと人が生きてる映画は面白いw

人生について思いを馳せちゃう母からの手紙と、母の生き様。
母とも、自分とも、世間とも折り合いをつけて見せた、いち子。
人の生き方春夏秋冬、おんなじ事を繰り返す。
今年はキャベツはすごいのできても、トマトは天候不順だなんだでダメだった、来年は、再来年はと、その繰り返しなのが人生。
逃げ出したって、また挑戦すればいいじゃないか。
同じとこグルグル回って、しっかり自分と向き合って、地に足つけて生きていこう。
やることやってりゃ、ご飯がうまいし、みんな優しいし、山は美しいw

神楽。
自然を相手に格闘して、自然から恩恵を受けてる人たちは、僕らより深いところで必要としてるんだろうな。御利益を求めるとか、祈りとか、そういうことだけじゃなく、自然との心の折り合いの付け方というか。
それと、もちろん共同体へのリスペクト。
誇らしげというか、はにかんでるというか、いち子の上気したまっすぐな表情に、祝福したw
もし続編があったら、もう「小森の人たち」とは言わないだろな。
「わたしたち」!

人として居直れる。
それから、人にちょっと優しくなれるんじゃないかな。
そんな映画。

胡桃ご飯のおにぎり頬張るいち子。
めっちゃ、いい顔w
稲刈ったばかりの田んぼの匂いが
すんごいしてるんだろうなぁ。あー

ながら見映画としても最強!

♪らんらんららんらんららんらーん
Flower Flower「冬」
https://www.youtube.com/watch?v=IXnsQ6BWrXg
Flower Flower「春」
https://www.youtube.com/watch?v=MIHtukVX5dY
まるまる

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