久々に本気の若者映画を観たって感じ。太田と後藤の夜のプールサイドのシーンは『愛のむきだし』を思い出した。あんなにがむしゃらな眼で演技する若手俳優がまだいたんだ。
毛に関するお悩みって、男女共に立場が違うだけで、なかなか多くの人が持ってるんじゃないかと。そのアンビバレンツを上手く話に使っている。原作もたぶん面白そう。
人を好きになることと、自分の秘密を打ち明けることって明らかに相関があるだけに、そこに納得できなくて関係を進められないのは日本の高校生ならではの純粋感でしょうね。これがアメリカならこうはいかないでしょう。まずは実践ですから。(笑)
女子高生の肌に触れ、毛を剃りたいとかって思うオトコ共、この映画はそんな変態目線で見るもんじゃないよ…って言い切りたいんだけど、描写が限りなくエロいのが笑いどころ。音声までエロいです。これである程度はご満足いただいて下さい(笑)
しかし主演の2人、よくやったと思います。演技もですけど役を完全に理解しないといけないから。何と骨太な青春映画。