Morohashi

紙の月のMorohashiのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
4.5
この映画は、お金との付き合い方を教えてくれる💰
よく「将来のために貯金しよう」と大人から教わるし、貯蓄は大事なのだと思うのだけれども、実はここには大きな欠陥がある。
お金は貯めることに喜びを感じるのではなく、使うことに喜びを感じるのだ。
お金とのうまい付き合い方を、この映画は示唆してくれる。

なんといっても、池松壮亮の演技がすばらしい。このキャラクターの思惑を中心に、映画が転がっていく。
宮沢りえ演じる銀行員の変貌ぶりも見もの。
しかしこんなにもバレないものなのだろうか。
幸せなオーラは、絶対に怪しまれるし、バレる。
そして本人の変貌に反比例するかのように、ゴミ屋敷のようになっていく家がリアル。
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