川下りの最中に記憶喪失し、気づけば50キロ離れた下流に倒れていたという投稿者。失った記憶を辿ってもう一度あのルートを歩きたいのでついてきてほしいと玉手匣チームが打診され、岩澤監督が一人で密着。しかしその投稿者は実はもう●んでいて、、という話。
投稿者と岩澤監督が2人で川下りをするシーンの独特の間合いがもうホラー笑。絶妙に歯切れが悪いというか、興味ないけど間を持たせるためにイヤイヤ会話してる感じを（あえて）出そうとしてるのか、それがとってもリアル。そして過去にその場所で一緒に自社制作映画を撮った仲間が精神を病み、つい最近自殺したとのこと。あれ、それってもしかして玉手匣3の、、
ストーリーは『玉手匣2』までの投稿映像3本スタイルから一転、一本勝負に。しかし投稿者が過去に撮ったという自主制作映画が話が繋がり、、『ノッキングオンヘブンズドア』に影響されて撮ったという、精神病院を抜け出した少女が川沿いを歩いて海を目指すというロードムービー、最高か？？それを完成させよう！と意気込む玉手匣メンバーも素敵だし、エンドロール直前にその撮影風景がほんの少しだけ垣間見える演出も、古びたフィルムの質感も相まって和やかな青春の終わりを匂わせる最高にエモいエンディングでした。
本当にいいシリーズだなあとしみじみ思う。終わってほしくない、、5作目見たらしばらく離脱症状に苦しみそう。てか、モロちゃんが前髪ぱっつんになってる！可愛い〜。シリーズ恒例の毒舌で上園Dと唐澤氏をシバいた後は、お初の幽霊に取り憑かれる展開に。その後は救えなかった投稿者を悔やむシリアスな演技も見せてくれる。玉手匣チームで真面目な雰囲気出せるの、案外この人だけだったりするのかな？笑。
追記ですが、念写能力を持つイケメンの新メンバー岡崎君の役を演じた俳優さん、今年の7月に亡くなっているのこと。なぜだろう、、情報がほのんどないからわからないけど、悲しい。ご冥福をお祈りします。
