「この映画はいつか誰かを救うよ…」
海岸で発狂した男、未完の自主製作映画と主演女優の自殺、そしてチーム玉手匣。"忌み地"で全てが交わる時おそるべき謎が明らかになる…というお話。
シリーズ第4弾。心霊モキュメンタリーmeets青春ロードムービーという『コワすぎ!』とはまた違った地平に到達した意欲作。海を目指し辿り着いた彼らの見た朝焼けは本当に美しかった…。
前作ではラストのみの登場だったチーム玉手匣も本作では冒頭から登場。唐澤の「君のことか大好きだ!」というモロちゃんへの実にキモい告白シーンから始まるため何やこれ?笑 ってなるのだけれど、最後まで観るとなるほど納得という作りはさすが。
そして、ラストシーンの「じゃあ最高の演技 はいよーい…スタート!」でエンドロールに突入する流れは本当に秀逸。あの笑顔に思わずウルっときてしまったよ…。
おそらく岩澤監督としてはここから先のシリーズ展開でチーム玉手匣メンバーの過去やらこれまで謎として残されていたものやらをリンクさせて一つにまとめ上げるということをやりたかったのだと思う。だからこそ本作で打ち切りになったのが本当に悔やまれる!
とりあえず昨年作られたらしい完結編を何が何でも観ようと思いました。