おはる

ヤクザと憲法のおはるのレビュー・感想・評価

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)
3.6
日本国憲法第14条における"すべて国民は、法の下に平等であって"の中に果たしてヤクザは含まれるべきか、を問うたドキュメンタリー。

テレビで放映された時に録画していたものを今更になって鑑賞。任侠映画とは程遠い組員たちの生活は人間味があってとても興味深かった。それよかそもそもなぜテレビ局の取材に彼らが応じたのか、個人的にはそちらの方に興味が湧いた。ほんまに謝礼なしですか?

暴力団をはじめとした反社会的な組織は劇中でも言及されているように何らかの理由で道を踏み外してしまった人々の受け皿としての機能も持ち合わせているのだなとは思った。だからといってその存在を肯定してはいけないのだが。

鑑賞後、ネットで「清勇会」と検索すると劇中で熱く語っていた会長が"元"の肩書きで丸山ゴンザレス氏のYouTubeチャンネルに出てるのを見てなんかすごい時代になったなあと思った。あと部屋住みの彼はその後逃げ出して強盗未遂で逮捕されてしまったらしい。諸行無常なり。
おはる

おはる