オーウェン

ジゴロ・イン・ニューヨークのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.3
冒頭からウディ・アレンがしゃべりまくるが、これはアレンの監督作ではない。
名バイプレーヤーのジョン・タトゥーロがアレンを主演に迎えて送るユーモラスな喜劇。

アレンがタトゥーロをジゴロに仕立て上げるという展開。
普通に考えればタトゥーロがジゴロなどあり得ない。

だがそこは映画的マジック。
タトゥーロがニューヨークの女性にモテまくる。
そこに現れた一人の女性にタトゥーロが恋をしてしまい、ジゴロとの板挟みに悩む。

まんまタトゥーロをアレンに置き換えれば成立するのだが、唯一の扱いはヒロインの差だ。

ヴァネッサ・パラディは終始だんまり顔であり、可憐にも美しくにも撮られていない。
アレンであればもっと魅力的に撮っていたのは間違いないだろう。
オーウェン

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