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わたしは生きていけるのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

わたしは生きていける(2013年製作の映画)
4.0
ニューヨークから単身イギリスにやってきたデイジー(シアーシャ・ローナン)。生まれたときに母親を亡くした彼女は、見知らぬ3人の従兄弟とひと夏を過ごすため、この異国の地を訪れた。複雑な家庭環境で育ったせいで自意識が強く反抗的なデイジーだったが、人なつこく純真な従兄弟たちと過ごす生活は、そんな彼女の頑なな心を少しずつ溶かしていく。
そして、彼女は長兄エディ(ジョージ・マッケイ)との間で初めての恋に落ちた…。
そんなある日、ロンドンでテロリストによる核爆発が発生。第三次世界大戦勃発に伴う戒厳令がしかれるなか、デイジーたちは突如現れた軍に拘束され、離ればなれにされてしまう。軍の管理下に連れて来られたデイジーは、エディとの再会の約束を胸に秘め施設を脱出。いくつもの極限の試練が待ち受ける荒廃した世界に身を投じていくのだった。
シアーシャ・ローナンのとんがったタフな魅力が際立っています。災いを避けて自分のルールで生きてきた主人公デイジーが、第3次世界大戦が近づいている近未来で日常を取り戻すために従兄弟エディとの約束を支えに生き抜いていく展開を、日常描写を中心に丁寧に描いているのが、戦争の恐ろしさがリアルに伝わってきます。
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