鍋山和弥

ソロモンの偽証 後篇・裁判の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『オオイデ』君が、濡れ衣を、着せられたのは、やはり、普段から、イジメをしていたという、自業自得。やはり、『ジュリ』ちゃん、『マツコ』が、かわいそう。父親が、暴行してたのも、原因だし、父親も悪い。『リョウコ』さんが、イジメを、庇えなかったのは、『リョウコ』さんが、悪いとも思えない。女子を、平気で、殴っている、『オオイデ』君の様子を見て、怖くない訳がない。女子なら、怖がって当然。『カンバラ』君は、罪人かな?何だか、むしろ、立派過ぎる感じがする。『カシワギ』君に、あれだけ言われて、むしろ、よく殴らなかったなと、感心するくらい。父親が、暴力を、振るうから、暴力の怖さを、知ってたからかな?立派過ぎる。『カシワギ』君は、口癖として、『口先だけの、偽善者』と言っていた。そして、不登校になったって言う事実。そこから推察するに、『カシワギ』君も、イジメられてた。こう推察するのが、当然な気がする。そして、助けを求めても、口先だけの人ばかりで、ウンザリしていたんだろうね。そして、世の中に、絶望し、自殺を考えた。そう考えるのが、自然な気がする。結局、イジメが、原因じゃないかな?『カシワギ』君に関しては、誰が、イジメてたかは、明言されてないが、・・・・。『カシワギ』君の自殺は、『カンバラ』君のせいじゃない。イジメ体質の、学校のせい。自分を、責める必要はない。確かに、もっと、何とかできたかもと、思ってしまう状況ではあった気がする。『カシワギ』君が、『カンバラ』君とやったゲーム。あれは、『カシワギ』君が、自分と同じく、世の中に、絶望してくれる人か、試してた感じがする。だから、産みの親とは、『いい思い出も、ある』と、言った時、『もっと悪い』と言ったんだと思う。『カシワギ』君は、現実逃避で、自殺した。だから、誰も、悪くない。悪いのは、イジメだ。イジメ体質の社会こそ、憎むべきだ。だから、学校内裁判以降、イジメが、無くなったのは、喜ばしいことだ。社会から、イジメが、無くなることを、願うばかり・・・・。
鍋山和弥

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