引退した殺し屋ジョン・ウィック（キアヌ・リーブス）は病気で死んだ妻の残した子犬と生活を始めるが、強盗団に子犬を殺されてしまう。強盗はかつてのボスであるヴィゴ（ミカエル・ニクヴィスト）の息子たちで、ヴィゴはジョンに殺し屋たちを仕向けるが、ジョンは親友マーカス（ウィレム・デフォー）の助けもあって全て返り討ちにし、やがてヴィゴ親子を追い詰める。
アクション映画にシューティングゲームの要素を取り入れたような作品だ。
監督がとにかくビジュアル、特に銃撃戦でのカメラアングルにこだわっているのがわかる。
それにしても、最初はチンピラになんであっさりボコボコにされちゃったんだろう。ブランクのせい？そして、どんなに理由付けしたとしても、犬の復讐にしてはやり過ぎでしょ。
ストーリーはほぼなく、派手な銃撃戦の末に味方が殺され、最後はラスボスと殴り合いという、何千回と繰り返されてきたアクション映画の焼き直しなのだが、これだけ人気が出たのはキアヌ・リーヴスとゲーム感覚の映像のおかげだろう。
脇役がかなり良い。ウィレム・デフォーはいつもどおりいぶし銀の存在感。
そして、敵役は「歓びを歌にのせて」以来、「ミレニアム」シリーズや「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「ハンターキラー 潜航せよ」と割と派手めの作品で、頑固で不機嫌な役柄で出演し、残念ながら亡くなってしまったミカエル・ニクヴィストだ。
