ジョン・ウィックのおうすけのレビュー・感想・評価

これが見たかったという感想を持った。昨今の作品は主人公が辱めを受けても温厚に受け流すものが多い印象があるが、この映画の良い点は復讐の炎が燃えるキアヌが地獄の底まで相手を追い詰めて仕留めるところだと思う。作品を通じて要所要所でジョン・ウィックの強さを形容する描写があって期待値が上がったところで、同俳優のマトリックス等に比べて最小限の銃弾数でサイレンサーを使って敵を淡々と始末するが哀愁が漂っているキアヌの姿はとてもかっこよかった。その復讐を決意するまでの動機から対応まで、ジョン・ウィックの凄さを最大限に表しきった作品だと思う。