監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクビスト、アルフィー・アレン、ウィレム・デフォー他
ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、妻を亡くし失望の日々を過ごす中、飼い始めた犬に愛情を持ち暮らしていたところ、チンピラに愛犬を殺されブチ切れたのがコトの始まり。
覚醒キアヌがかっこいい。
余計な説明などせず、ただただ殺していくジョン・ウィックの存在は実にスタイリッシュだ。
本作では死んだ妻の事には全く説明がない。
在りし日の妻が浜辺で語りかける動画のみ。
しかしジョン・ウィックの表情からここまで凄惨な仕事をする殺し屋を現世に引き戻した彼女の情愛が伝わってくる。
過剰なまでの禁欲的な作りは見事。
かつてクリスチャン・ベールが主演したカルト的な人気を誇る【リベリオン】で登場した『ガン=カタ』が一瞬思い出されたが、それとはまた違うガン・アクション+カンフー(?)の『ガン=フー』という新ジャンルとも呼べるアクション。
最高過ぎた…。
【マトリックス】や【コンスタンティン】以来の当たり役という意味で『復活』と称されたのも納得のいく作品だった。
続編も製作されているが、期待を裏切らないで貰いたいと願うばかり。