コミヤ

ジョン・ウィックのコミヤのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.8
チャプター2に備えて鑑賞。
前半30分だけならスコア4.5ぐらいに面白い!殺し屋稼業を辞めるきっかけとなった妻が病死し、その妻が残した犬と共に自分のサイコ性を押し殺して静かに生活する冒頭部分。10分足らずでジョンウィックの切なさが充分に伝わり、そしてワンちゃんが超絶可愛いこの冒頭部分が素晴らしいからこそ犬を殺した強盗を皆殺しにしても全然OK🙆ってなる。怒りMAXで完全に戦闘モードになったジョン・ウィック。シャワーを浴びている彼の鍛え抜かれた背中が映すされるがそこには大量のタトゥーが…!続いて地下室のコンクリートの下に封印していた凶器を叫びながらハンマーで床を壊して取り出すシーンなどツボすぎる!強盗の父親であるマフィアのボスから自宅に送り込まれた刺客を格闘術を駆使して必ずヘッドショットで仕留める最初のアクションシーンもスタイリッシュでかっこいい。また本作で一番ツボだったのは殺し屋のネットワークの設定。殺し屋たちや彼らをサポートするビジネスの間だけ通用するコインや殺し屋専用ホテル、死体の掃除屋、情報屋など。これがあることで作品にも深みが出るし続編やスピンオフ(今度スピンオフドラマ作られるらしい!)を作りやすい環境になってる。本当に設定勝ち!
これら自分好みの要素が前半に次から次に出てきて「ジョン・ウィックこんなに面白かったっけ?!」って思ったけどやっぱり前半までだった笑 ジョン・ウィックが強すぎる上、前半から後半までほぼ同じようなアクションシーンが続くので途中で飽きてしまう。1人くらいジョン・ウィック並みの殺し屋とのアクションがあればよかった。ウィレム・デフォーが仕事を引き受けるところはかなりワクワクしたけどあの設定は少し萎えた笑 女殺し屋も微妙… 元々の目的だった敵討ちのシーンはあっさりしすぎでカタルシスゼロ。ラストもわざわざタイマンにする必要あったのか?
このように本作で乗れなかった人でもチャプター2はかなり面白かったらしいので楽しみ。個人的に見せすぎな日本版予告で出てきたお相撲さんの殺し屋に期待!
ただジョン・ウィックというキャラクターがキアヌ・リーブスにどハマりってことは確実!
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