あきしげ

ライト/オフのあきしげのレビュー・感想・評価

ライト/オフ(2016年製作の映画)
3.5
もう電気は気軽に消せなくなる。

良かった点。

・ジェームズ・ワンの恐怖演出を受け継ぐ
・光と闇の使い方が秀逸
・テリーサ・パーマーとガブリエル・ベイトマン
・ダイアナは新たな怪物

悪かった点。

・ダイアナの設定が曖昧
・ポール父ちゃんの描写はもっと欲しい
・ソフィー母ちゃんのエピソードが足りない

デヴィッド・F・サンドバーグ。
この名前は今後も何度も見る事になる。
ジェームズ・ワンの手法を受け継ぐ新鋭の監督。
アメリカンの恐怖演出とジャパニーズ・ホラーの融合。
それを本作でしっかりと再現している。

加えて、本作のオリジナルである光と闇の演出。
過去にあったのかもしれない演出。
しかし、本作は効果的に使っています。
まず、土台がしっかりしているから演出として映える。

演出が抜群であり、主人公とその弟も上手い。
主人公を演じたテリーサ・パーマーがなかなか良い。
時々、クリステン・スチュワートに見えてしまうけど。
クライマックスで見せた表情は素晴らしかった。

弟を演じたガブリエル・ベイトマン。
キャラクター自体が素晴らしい。
序盤から中盤まで弟の健気さが良かった。

ダイアナのキャラクターは可能性を感じた。
細かい部分は雑だが練ればもっと魅力的になる。
続編、もしくは前日譚で描かれるかもしれないが。
貞子や伽椰子に近い印象を受ける。

デヴィッド・F・サンドバーグは『アナベル/死霊館の人形』の続編で監督起用が決定されている。
『アナベル/死霊館の人形』は本家と比べて微妙だったので期待したい。
もちろん、デヴィッド・F・サンドバーグの活躍にも期待する。
あきしげ

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