猫田

パンク・シンドロームの猫田のレビュー・感想・評価

パンク・シンドローム(2012年製作の映画)
4.0
ヴォーカルの声がトムウェイツみたいな渋いしゃがれ声ですごく好きな声質。音楽もちょこちょこ挟まれるライブ映像もかっこいい。
4人の抱える知的障害さえも、これを観てるとそれぞれの個性に見えてきてすごく魅力的な4人組だった。
曲の歌詞が、これまたすごく良い。自分たちが生活してく上での怒りや不平不満・主張を歌詞にしている部分もあって、短い言葉に込められた感情がストレートに伝わってくる感じ。聴きながら、少しブルーハーツを思い出した。
障害を抱えながらも楽しそうに音楽をやってる彼らのこの姿を、同じようなハンデを持った人が見たらきっと元気をもらえるんじゃないかなぁと思ったり。
障害者のドキュメントなんて言うと、なんとなく暗いイメージを連想しがちだけど、これはその真逆。予想していた以上に面白くて、喧嘩したり、失敗したりしながらも楽しそうに音楽しながら生きている彼らの姿に、見てるこっちも自然と元気をわけてもらったような気持ちだった
猫田

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