なんと言うか『わかりにくい?わかりやすい?』というか…。
監督のテリー・ギリアムいわく、現実の秋葉原&ネットの世界を自分なりにビジュアル化したらしく、その未来描写自体は結構面白かったのだが、とにかく情報量が多すぎて疲れてくる。
派手な展開が繰り広げられるワケでもなく、登場人物の会話が観念的で意味不明だったりする割には、作品の軸自体は結構ありがちな話だったりと、残念ながら途中で飽きを感じてしまった。
『ずっと孤独に生きてきた男が、他者と関わり合いを持つことで、ちょっとした救いがもたらされる…』的なストーリーなのだと思うのだが、色々なシーンに色々な解釈が込められているのだろうと鑑賞していると、申し訳ないが疲れてしまったし、
そこまで色々考えたくなかったです、はい。
あ、でもラストは良かったな。
万人にオススメは出来ないが、こういった世界観の好きな方にはウケる、観る人・好む人を選ぶ作品ではないだろうか。