6歳から12年もの時間を掛けて同一キャストで撮り続けるって、よく考えるととんでもない事と思う。
主役のメイソン(エラー・コルトレーン)ももちろんだけど、父親役のイーサン・ホーク、母親役のパトリシア・アークエットも、どんどん年を経て、外見が変化しているのがスゴイなと思う。ある意味ドキュメンタリーと言えるな。
エラーが夏休みの間だけ毎年撮影してたんだって。
ストーリーはなんの変哲もない、どこにでもある子どもが大人になっていく過程で、キャストを替えて普通に撮影してたら、何一つ面白くない内容。でも同一キャストが演じる迫力は12年間撮り続けた根性がなせる技。
メイソンがどんどん大きくなっていく様子を観てたら、親戚のおばちゃんになった気分になった。まさしく、もう一つの人生を体験させてもらったような、貴重な3時間である気がした。
