gurikomonaka

6才のボクが、大人になるまで。のgurikomonakaのレビュー・感想・評価

4.0
ー彼とともに生きてきた気がしたー

今年で21歳になったが、まさにメイソンが生きてきた時代とともに育っていったので小道具の一つ一つにいちいち心動かされてしまった。
ハリーポッター、スターウォーズ、ゲームボーイアドバンスSP、ちょっとグロいFPSゲーム(劇中のはHalo?)、Wiiスポーツ・・・。
どれもこれも自分が少年時代に友達と一緒に楽しんだ記憶のあるものばかり。それを感動せずに見られるか!

音楽も中高から洋楽にはまっていたためいくつも当時のヒットソングがさり気なく流れているのに興奮してしまった。cold play,arcade fire,gotye,vampire weekend,foster the people等々、名前を上げていったらキリがない。さすが毎回音楽にこだわるリチャード・リンクレイター。音楽でそのシーンが何年なのかを指し示す道標になっていることも良かった。

物語としては後半になるまでテーマ性がかなり見えづらいのでそういうもの重視に映画を見たい人には退屈かもしれない(というよりそういうものを過度に期待する映画ではないことは確か)。
この映画をみて、自分自身のいままで、そしてこれからを顧みてこそこの映画の真のメッセージを見つけることができると思う。


何はともあれまずは企画そのものに拍手!リチャード・リンクレイター監督、企画倒れすることを微塵も恐れずよくやってくれました!
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