久々に映画を観た〜。
(1ヶ月ぶりくらいな感覚、実際は否か)
独特の構成故に不思議な時間だった。
脚本・監督が私の好きな作品"Before sunrise"シリーズと同じ方なので気になっていた。それ程、強く！心を動かす衝動的な抑揚は見られなかった。ただその抑揚の少なさがまた人生の緩やかな歩みのようにリアルに感じられて、当たり前の日常で構成されている人生というものを感じ取りやすかった。"あの時間は返ってこないんだな"とか"もう忘れちゃってるけど、あの時なんであんなに怒ってたんだろう"とか、"ママに言ったあの言葉、ママは覚えているのかな"とか沢山の感情に包まれながら、ゆったりと引き込まれる映画だった。(個人的にはね)
この先の人生、なんだかんだ良い人生になる気がした。どんな選択をしても、どんな試練に見舞われても、結局はどうにかなってきてるよね、今までの人生。人生の中で幾度となく訪れる選択肢の中で選べるのはひとつで。今生きているのが人生のAパターンだとしたら、タラレバのパラレルワールドを考えれば他の選択で生まれるはずだった人生のBパターン、Cパターンもある。(なんなら無限大にね。)けど、全てのパターンを経験できないなら結局1番どのパターンがいいかなんて分からないんだよ。けど、その時の自分が1番良いと思ったように生きていれば、何となかなるような気がしました。良い人生だったと思える人生になる気がしました。
人の人生を垣間見ているようで、不思議な気持ちになりました。沢山の瞬間の積み重ねで今があることを実感しました。
