Spica

ハッピーエンドが書けるまでのSpicaのレビュー・感想・評価

4.0
個人的にとても好みの作品でした。

『きっと、星のせいじゃない』のジョシュ・ブーン監督のデビュー作とのこと。

原題は『Stuck in Love』
可愛らしい邦題になっていますが、離婚した妻を待ち続ける作家の父、若い男と浮気し出ていった母親、母を憎み真剣な恋愛を信じない長女、みんなに寄り添う思春期の長男、それぞれの愛や関係について丁寧に描かれています。

子供達2人も自然と物書きへの道を辿っていて。その流れからスティーブン・キングが本人役でちょこっと登場。

親と子供、それぞれの人生や恋愛を描きつつ、ラストに向かって家族の物語へと集結していく。リアルで痛々しい部分もあるけど見終わると心が温まっている、そんな素敵な作品でした。

リリー・コリンズとジェニファー・コネリーが外見的にも本当に親子のよう。グレッグ・ギニアや『ウォールフラワー』のローガンなどキャストも良かったです。
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