Pnori

ホラー・ストーリーズのPnoriのレビュー・感想・評価

ホラー・ストーリーズ(2012年製作の映画)
3.3
最近妙に勢いのある韓国ホラー。オムニバス形式を見る機会があまりなかったけど、挑戦状を叩きつけられたので受けてみました。

結果。
なかなか面白かった(笑)

普段オムニバスは好んで観ないけど、4話とも個性的でそれぞれ変化に富んだ面白い内容だった。

人は得体の知れないモノに恐怖を感じる。恐怖が頂点に達すると、本能的に身体が動かなくなったり声が出せなくなる。だから逃げられないし助けてもらえない。
これは全くもって本末転倒だけど、その心理を最大限に利用している最初の話が怖い。
幼い姉弟は気丈にも逃げていたけど、もし自分がと置き換えたら息を呑んで動けないだろう。

のっけからパンチを喰らった感じ(笑)

キムチの話は、韓流ドラマをそのまんま持ってきたのには笑った。そのドロドロさ加減はある意味ホラーみたいなものだけどね(笑)

ゾンビ 好きには、最終話がなかなかどうしてツボでした。狭い場所でのシチュエーションゾンビ は観たことがなくて新鮮だった。短編だから出来るんだなと新たな発見が!

とは言え、全話に共通しているのは本当に怖いのは人間なんだよ、が主でホラーは補助的な手法で使われているという印象が強く、何となく物足りない。

他にも場面転換や繋ぎに夢オチが多用され、折角盛り上がった緊迫感が台無しに。
どこかで見たような演出、デジャヴ感が否めない。

日本と一番違うと感じたのは、見えないモノを想像してゾクリとする感覚。それがイマイチだったかな。

女子高生の監禁。黒幕は絶対に英語の先生だと思った。だって怪しすぎるでしょーあの人(笑)
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