いちごろう

パディントンのいちごろうのネタバレレビュー・内容・結末

パディントン(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

心温まる優しいお話…ではあるのだけど、おじさん熊は最後におばさんのとこに顔出して欲しかったな。タクシー運転手が逆さ吊りから海にぽちゃんも気になった。アニメ的な表現なので、実写にすると笑いよりも恐怖が…。悪役の契機となるエピソードもなんだか悲しい。親子で縁が180度変わってしまうなんてなぁ。
ストーリーについては、あくまで子供向けで表面的な構成なので、気にする事ではないのかも。

ジャングル暮らしの描き方にワクワク。自動ママレード生成機とか、吊り橋とか。
一番素敵だったのは、冒険家の白黒フィルムに残る故郷を観て思わず引き寄せられるパディントンが、そのままスクリーンの中へ、災害前のみずみずしい世界へ入って行くところ。色・匂い・音を追体験しているようで、映画の素晴らしさでもあった。
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