一度では理解不能。解説を観てから二度目に臨むべし。
良かった点。
・演出が上手い
・様々な布石
・ジェイク・ギレンホールの演技力
悪かった点。
・一度鑑賞しただけでは分からない
・解説を見ないと二度目は楽しめない
・ストーリー自体に起伏がない
本作はノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説が原作。
それをドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めている。
とにかく、本作は独特な構成となっています。
本当に楽しむなら、一度鑑賞して、解説を見て、二度鑑賞する事。
これによって本作の真髄を知る事ができる。
何度か不自然が演出があるけど、その意味が分かってくる。
一度目では「?」という感じになるシーン。
しかし、解説を見た二度目の鑑賞では「なるほど」に変わる。
これは監督の真意を知った人だけが楽しめる構成である。
主人公の言動が一度目と二度目では意味が変わる。
更に主人公と関係のある人物たちの言動の意味が分かる。
本作は良く練られた脚本だと言えます。
一度目は難解であるが、解説を見た二度目は分かりやすい。
一本で二度も新鮮味のある作品だと思います。
ただし、本作は監督の真意が知りたい人だけが得られる面白さ。
一度目の鑑賞だけで終わってしまうと意味不明に感じる。
その先にいけば、新たな発見があるけど、そこまでいくのが難しいかもしれない。
一度目は素直に鑑賞。
次に解説が載っているサイトを見る。
二度目は監督の真意を理解して鑑賞する。
これが本作の正しい楽しみ方である。