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柘榴坂の仇討のeulogist2001のレビュー・感想・評価

柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)
4.0
真冬の寒さの中、深い雪に覆われながらも、健気にひたむきに咲く寒椿の赤に心を大きく揺さぶられた。

一途、忠義、健気、矜持。
今や完全に死語と化した感性が胸に迫る。

時代劇だからこそ描ける「間」。その「間」の中に存分にそうした感性を味わった。

スピード感溢れる作品も小気味よいけれど、こうした作品も捨て難い。アタマではなくて、気持ちの芯で観れる。寒い季節にじんわりと暖まる。
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