柘榴坂の仇討の作品情報・感想・評価

柘榴坂の仇討2014年製作の映画)

上映日:2014年09月20日

製作国:

上映時間:119分

3.4

あらすじ

安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)は酌婦に身をやつすも、金吾は切腹も許されず、仇を追い続ける。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の明治六年(1873年)、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にも…

安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)は酌婦に身をやつすも、金吾は切腹も許されず、仇を追い続ける。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の明治六年(1873年)、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にもその日、新政府は「仇討禁止令」を布告していた。「直吉」と名を変えた十兵衛が引く人力車は、金吾を乗せ柘榴坂に向かう。そして運命の二人は13年の時を越え、ついに刀を交えるが……。

「柘榴坂の仇討」に投稿された感想・評価

naokit

naokitの感想・評価

3.3
明治という時代に、まだ仇討ちがあった事に驚きました。知らなかった〜。

「面目」という生死をも左右する重い言葉に縛られていた武士の世界は、生きづらいが生きている実感は明瞭だったのですかね、やはり。

阿部ちゃんの男泣きは、グッときましたよ。
ザン

ザンの感想・評価

4.0
町人や商人に落ちぶれた元武士たちが、次々と名乗りをあげていくシーンが印象的。見た目は変われど、侍魂朽ちぬ。広末年取ったな。いかん真剣な中井貴一を見ると、どうしてもそっくりさん芸人きくりんに見えてしまう。柘榴坂は昔よく歩いた品川駅を出たところの通りだと鑑賞後知って感慨を受ける
電気羊

電気羊の感想・評価

3.9
剣の腕を買われ、時の大老 井伊直弼の護衛役で使えていた武士が、桜田門外の変で井伊直弼を守ることが出来ず君主を暗殺されてしまう。己の無力さを嘆き切腹を願い出るが、それも叶わず、暗殺を企てた一団の敵討ちを命じられる。時は江戸時代から移り明治維新により廃藩置県や仇討ちの禁止も告示されることに。だが、丁髷を結ったラスト侍は、13年の時を経てついに仇討ちと相見えるのだが。武士道とは死ぬこととと見つけたり。だが死ぬこととは単なる犬死ではなく、それにも増して生きることであった。未来を見つめ愛するものと終生添い遂げることを選択した生き方は、まさに武士道であろう。
柘榴坂を歩いて見たくなった。


華はないけど
中井貴一の「侘び寂び」加減が
映画を秀逸なものにしています。


阿部寛の異国人のような雰囲気の侍は
当時いたのだろうけど、しっくりこない。

意図的に仇役にしたのだろうと思いたい。
【備忘録】

桜田門外の変で大老井伊直を暗殺し逃げた5人の刺客を追い4人まで仕留めた志村金吾(中井貴一)。
あと1人で長い仇討ち生活が終わろうとした矢先、時代は大政奉還へ...
明治時代の幕開け、武士という身分が無くなった上仇討ち禁止令まで発令される。
身分を隠し身を落とし暗殺された君主に一生を捧げる。
もう遠いあの時代の武士の在り方だったのだろう。

そして一方、大老暗殺のあと手負いのために命を断つことが出来ず生き永らえてきた男がいる。
殺した相手を忘れぬよう自らの名前に1文字入れ、人と交わらぬように息を殺してきた車引きの直蔵(阿部寛)


因縁の2人があの因縁の柘榴坂で、
時代に取り残された、時代を遡って2人の静かな決闘が始まった。

一方な仇討ち遂行のために...
一方は死に場所を求めて...

時代に翻弄された2人の武士の男の美学を見た😭
marica

maricaの感想・評価

3.0
途中からだらけてしまう印象ですが、とにかく序盤がすごい…痺れる
ぱなお

ぱなおの感想・評価

3.0
桜田門外の変で井伊大老を守れず、仇討ちを使命と残された武士。時代は明治へと移り、仇討ち自体が禁止とされるなか、中井貴一演じる重い荷を背負った武士の姿がとてもしっとりと日本っぽさを感じる。奥様役に広末涼子って、ちょっと若すぎる気がしたけど、意外と落ち着いてて違和感感じなかったな。そして真飛聖にいい女っぷりを感じた!
SUI

SUIの感想・評価

3.0
桜田門外の変で井伊直弼を守り切れなかった金吾(中井貴一)と、襲撃者唯一の生き残り十兵衛(阿部寛)。金吾は御一新を迎え劇的に変化した明治の世にあってもいまだ仇を探し続けていた。

その日を追い求める男とその日を待つ男、死に遅れた二人の男。
そんな二人が邂逅した時、お互いの生き方に決着がつく。

ストーリーは茶番というか綺麗事というか、収まるべくところに収まる物足りないものだった。
まぁ原作が浅田次郎なので、ドラマチックといえばそうなんだけど、彼の作品は今作に限らず往々にしてあざとくて、個人的にあまり好みではない。

主題が仇討だからどう仇を討つのかというが肝であるべきなんだけど、今作での急所はどうやらそこではない。
劇中のセリフでもあるように、その日からずっと垣根に座り続けた男と籠の傍に立ち尽くし続けた男、時代の変化に抗い続けた二人の男の心境の変化こそがこの作品の見所だ。

キャストは見事。人の良さそうな中井貴一に不器用な阿部寛、中村吉右衛門と藤竜也。
彼らの演技を見るだけでも一見の価値がある。
桜田門外の変から13年。
時は移り明治となる。

『侍は消えてしまったわけではない。
姿形は変われど どこにでもおる。』

許す強さ。
進む覚悟。
えみ

えみの感想・評価

4.1
死を持って生きる。
武士であることの在り方が切なく、胸に突き刺さった。
想いが計り知れない。この時代を生きた人達は凄いなぁ。
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