このレビューはネタバレを含みます
THE娯楽だ。
ある冴えない教師はダメダメな人生を送る中年オヤジ。
ある日、宇宙人が気まぐれに地球を破壊するか否かの判断を下そうとしていた。
その判断基準に、地球の中からランダムに一人選び、その者がなんでも願いを叶えられるとしたら、どのようなものを叶えるか、その多寡で図るというものだった。
それに選ばれたオヤジはしょーもない低予算な願いを次々叶えていき、犬は喋るようになり、意中の女と関係を持つ。
宇宙人たちの手のひらの上で転がされる人類は信号が全部青になったり、警官の制服がピンクになったりとくだらないことで大慌てする。
しかし最後は良心の呵責から戦争をなくしたり、飢餓をなくしたり、環境問題をなくしたりと良いことを続ける。
だが、うまくいかないもので、飢餓をなくせば肥満が増え、地球温暖化をなくせば寒冷化が進むとあちらを立てればこちらが立たず状態。
結局男は犬に全権を委ねるという暴挙に出る。すると、犬はこの能力を使えるようにした者とその組織を破壊せよというとんでもない願いを叶える。
そしてハッピーエンド。
うーん。
何も考えないで見られる素晴らしい映画だ。