Masataka

FRANK ーフランクーのMasatakaのレビュー・感想・評価

FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)
3.3
悲しいほど凡人の主人公が、被り物をしたイカれた天才・フランクの才能に憧れる物語。こういう構図ってわりとよくあって、例えばジェームズ・ブラウンの半生を描いた「ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男」でも、稀代の天才であるJBと、その才能を信じたボビー・バードの友情を軸に描かれている。映画を観る人は当然悲しいほどに凡人なので、天才よりも凡人の方に感情移入して、物語に入りやすくなる。凡人は天才に感情移入しにくいから。
フランク率いるバンドの曲が、Pop groupのようなポストパンク風で結構いい。山にこもってわけのわからん演奏するのもキャプテンビーフハートみたいで面白い。ただ、物語としては最後の方が盛り上がりに欠ける。
ちなみにフランクのモデルは、イギリスの被り物をしたコメディアンのフランクだそうです。
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