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ゲッタウェイのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)
3.5
サム・ペキンパー監督が「ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦」についでスティーブ・マックイーンを主演に起用したハードボイルド・アクション。
原作はジム・トンプスンの小説。
脚本は、後に「ストリート・オブ・ファイヤー」などを監督するウォルター・ヒル。
原題:The Getaway (1972)

テキサスの刑務所に4年間服役中のカーター・ドク・マッコイ(スティーブ・マックイーン)は、地方政界の実力者ジャック・ベニヨン(ベン・ジョンソン)との裏取引で出所。
妻キャロル・エインズリー(アリ・マッグロー)、ベニヨンが準備した2人の仲間と共に銀行強盗に手を染める。
金は手に入るが、75万ドルあるはずの金が50万ドルしかない上に、仲間の一人フランク・ジャクスン(ボー・ホプキンス)が警備員を射殺してしまう。
仲間と別れ、金を持って妻と2人で逃げたマッコイは、当初の予定通り金を分けようとするが、仲間のルディ・バトラー(アル・レッティエリ)は金を独り占めしようと企む。
間もなく面が割れ、警察、ルディ、ベニヨンの弟(ジョン・ブライソン)の三者に追われ、マッコイと妻はメキシコへ逃れようとする…。

~その他の登場人物~
・医者ハロルド・クリントン(ジャック・ダドスン)
・医者の妻フラン(サリー・ストラザース一)
・置き引き屋(リチャード・ブライト)
・宿屋の亭主ラフリン(ダブ・テイラー)
・カウボーイ(スリム・ピケンズ)

"ロッカーの鍵"
"ゴミ収集車"
"1万ドル、…、…"

「テキサス中の役人と寝て刑務所から出してあげるわ。
テキサスは広いぞ」

「なにも信用できん
でも、なにか信用しなくちゃ。
信じている、これを。"神を信じる"とどの○○にも書いてある」

台詞のないシーンで始まる冒頭からなかなかいい感じ。
ハイライトはエルパソのホテルでの銃撃シーン。
そして、ラスト…。
夫婦を演じたマックイーンとアリー・マッグローは、この共演をきっかけに結婚。2人の愛の物語としても面白い。
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