ティム・バートンの映画とは思えない事実をもとに描かれたシリアスな映画でした。
ティム・バートンと知らずにみたら気がつかないほど今までと趣向が違いますね。
それを期待して見てしまった私は若干の拍子抜け笑
ストーリーはビッグアイズという絵画で一躍有名になったウォルター。でも実は絵を描いていたのは妻のマーガレットで、ビジネスの才能や話術が巧みなウォルターに初めはその方がいいと言いくるめられて納得していたものの、徐々に自分がビッグアイズを描いていることの公表することに悩んでいく、といった感じ。
これが事実、ということはなかなかえらいことが起きてるものの、日本でも例の音楽家も似たようなことがありましたし、こういった世界では公になってないだけで実際ゴロゴロゴーストライターはいるのかもしれませんね。
私としては、内気で絵を売り込む力もその気もない妻マーガレット、嘘にまみれてはいまものの、ウォルターに絵を売ってもらって世界中の人々に見てもらえて評価してもらえることができたのはよかったんじゃないかと思ってしまった。
きっと彼女一人ではしがない似顔絵描きでしかなかっただろうから。
考えようによってはもっとちゃんとした人と出会ってまともに彼女の絵として売り出してくれてればこうはならなかったのかもしれないが……
映画としてはそこまで感動もなかったかなぁ