"病気で衰弱したうちのニギレを、一人で命がけで育てた。" "誰よりも立派に子供を育てた。"
by オ·マルスン
"男は下半身が災いの元だよ。短い棒で、一生を棒に振るんだ。まったく!クソ食らえっ!!"
by オ·ドゥリ
日本版の方から観てしまったので、やや感動は薄めかな。
シム·ウンギョンちゃんのお転婆感と歌声が心地よい疾走感を与えてくれる。口の悪さが、徐々に可愛げに感じてくる不思議ね。
冒頭の老害っぷりが、なんともエッジが効き過ぎてて。ちょっと共感してまう僕がいるから、笑えない。
それは、僕がまだ彼女の年齢に達していないから感じることなのだろう。
年配者の魅力。僕らが経験をしたことがない苦労を知ってはること。その苦労を知ってはるからこそ、自分の子供や孫にはそんな思いをさせたくないという愛情。
それを、コメディタッチで韓国映画ならではのパワフルさで表現されている。
半地下バンドのオ·ドゥリちゃんの歌声と共にプレイバックされるオ·マルスンさんの過去の思い出。そこには、苦労の歴史と愛する息子への思いが。
それと同時に、楽曲の歌詞からは年頃の女性が得られたであろう幸せへの儚い羨望が過ぎらずにはいられない。
だから、オ·ドゥリちゃんの歌声にはソウルを感じるのかもしれないよね。
冒頭の女性の魅力を球技に例えて語るシーンが、とても印象的でいいえて妙。だけど、物語が進むに連れ。女性の魅力は、年齢や外見だけではなく。それぞれが得た経験が、心の美容液になっていることに気付かされるのです。
日本版よりも印象的だったのは、息子さんがオ·ドゥリちゃんに母親への思いを伝えるシーンかな。
母親への強い強い感謝の念が伝わってくるのね。そして、誰よりも母親に。女性としての"幸せ"を謳歌してほしいという願いに胸が締め付けられるのです。
そして、そこで母親の愛情の深さと。母親としての女性の"幸せ"にも気付かされるのですね。
美しい歌声
あなたの苦労と愛情が
魂を震わせる
もう一度と願う淡い希望と
次はあなたたちがと願う深い愛情
愛情が枯れない限り
花は何度でも咲く
恋する女性 母親 祖母と
パクちゃんの娘たんが"フォーリンラブ"のバービーちゃんにしか観えんのだが…。
Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 4
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4.5
24-12