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ぼんとリンちゃんのはのレビュー・感想・評価

ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)
3.0
あらすじ
幼なじみのオタク男女が、同棲中の彼氏から暴力をふるわれた親友の女子を救出に行く。

感想
オタさんのイタイ喋りを長回しで。
痛々しい雰囲気面白かった。
結局デリヘル嬢になっていた親友との論争が見せ場なんだろうけど、わたしが一番気になるのはやはりというか、中年オタクのベビたん。
救出作戦に駆り出され、デリヘル代プラス延長料金総額48000円、プレイなしで出させられる辛さに比べれば、主人公達の感じた感情など蚊が刺した程度の事だろう。
その年になって、そんな関係性の知り合いしかいない極限状態の人間に対して酷すぎる。

デリヘル嬢とオタクの論争は面白かった。
世間知らずが受け売りで理想論を語り、論破されて万能感を失っていく過程。
そういう経験を経て、みんな意見の押し付けをしない大人になっていくんだね。
まあ内容関係なく、不毛な論争を傍観できるのは楽しい。

でも、80歳になって振り返ってみると、実はそんな青臭い理想論が正しかった、なんてこともあるかもと思ってるよ僕は。
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