成田007

美女と野獣の成田007のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2014年製作の映画)
3.2
絵本、アニメで有名な作品の「美女と野獣」をフランス・ドイツ合作で実写化された映画。家族を守るためにたった一人でライオンのような見た目を持つ野獣(ヴァンサン・カッセル)の城に迷い混んだ美しき女性ベル(レア・セドゥ)。なぜ野獣はたった一人で城に住み、野獣のような見た目になってしまったのか。作品全体を漂うファンタジーな世界と美しい配色に魅了されてしまう作品です。

今作はレア・セドゥが本当に美しい。007/スペクターではマドレーヌ役を演じていた時も、歴代ボンドガールの中でもずば抜けて美しいなと感じたが、今作ではさらに美しいと感じた。彼女の寂しげな青い瞳、透明感のある表情、芯の強さも感じさせる演技。子どもっぽさと大人の魅力の両面を持ち合わせている女優だと思います。

今作一貫して漂う静かな雰囲気とファンタジーな世界観が相まって、より一層レア・セドゥの魅力が引き出されています。様々な美しいドレスを着たレア・セドゥはまさに息をのむほどの美しさ。レア・セドゥだけでもみる価値ありです。

クライマックスでの意外な展開には驚きました。美女と野獣ってこんな話だったけ。ストーリー面では少し物足りない部分を感じます。ベルと野獣の愛なんかは特になぜそうなったと感じてしまいます。ですが、レア・セドゥの美しさに最初から最後まで魅了される一本です。
成田007

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