このレビューはネタバレを含みます
選ぶことは選ばれることでもある。
悼まれる人もいれば、忘れられる人もいる。人は忘れられたときに死ぬ?
いや、それは存在しなくなるだけだ。
誰の記憶からも存在しなくなったとき、物質的にも実際的にもいなくなる。
勿論、自己満足だ。
死を悼む?記憶に残す?その人の痕跡が生きた証?
生物はその痕跡を遺伝させ、子どもとして残る手段を選んだ。その意識や記憶は言葉や態度、能力や教育で遺していた。
生きた証を残したいなら、遺せばいい。
だが、悼む理由はなんだ?
当然自己満足だ。