ロシア軍の協力のもと製作されたチェチェン戦争を描いた作品。
カメラを切り替えただけでカラーマネジメントできてないのか、「おいおい」ってくらい画面が変わるのはご愛敬。画質悪。

また、エンディングは戦争ものとして私は好きではないが、全体的にミリタリーエンターテイメントとしてみると非常に良い。
色々なミリタリーが、これ実物じゃねぇかっていう感じだが、まず何より爆発の規模がおかしい。あかほりさとると庵野秀明がやった特撮ものくらい火薬の量間違ってる気がする。そこ人おるやん。
流石にRPGやミサイルはCGだがそれでも面白い。

ただ、もともとテレビドラマだそうで、この映画はいわゆる総集編。少し飛び飛びなのが勿体ない。

三時間半のテレビドラマを二時間に縮めたテレビ映画。
兵士として参加する若者たちの青春ドラマがメインになってて、チェチェン紛争自体の是非は問わない作りだった。
ことあるごとに本国に残してきた恋人や家族との回想シーンが挟まる。
回想場面をアナモフィックレンズをずらしたような変形した画面にしてるのが珍しかった。ポスプロで加工した感じではなかったのだが、実際はどうだったのだろうね。
彼女にせっつかれて出征を決めた話が切なかった。彼女のほうからすればほんとに行くとは思わなかったのだろうけど、実際、そんなことで戦地にいって、帰らぬ人となることも多いんだろうね。
この映画がすごいのはなんといっても爆発につきる。ものすごい火薬量でアクションシーンの迫力が半端ない。人体損壊描写も多いんだけど、グロさは少なかった。
テレビ映画だからか、みんな無事戻ってきてハッピーエンドとなるんだけど、あんだけ激しい戦闘をしといて、無事はないだろと思ってしまった。
まあ、エンタメ戦争ものってことで割り切って楽しむタイプの映画。
面白かった！

嬉しい気持ちで見終わってしまっていいんだろうか…