せんぷうき

LUCY/ルーシーのせんぷうきのレビュー・感想・評価

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)
3.0
再鑑賞。

スカーレット・ヨハンソン扮するルーシーが脳を極限まで活性化させ、ありとあらゆる能力を身に着けていく。映画の内容を真に受けると人は脳の10%しか使っていないそうな。能力が高くなるのはいいんだけど、ルーシーの変貌ぶりをみると、20%くらいがいい所かと。それ以上はもう完全にホラーの世界。最初は現実にあり得そうな雰囲気だったが、後半は生命の起源までわかってしまうという何でもありの展開。何となく尻つぼみな感じ。

劇中の音楽を聴いて、エリック・セラっぽい雰囲気だなと感じたんだけど、最後のクレジットでリュック・ベッソン作品であることに気付いた(何を今更)。ちなみにエリック・セラはベッソン作品の多くで音楽を手掛けている。ベッソン作品は「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」「フィフス・エレメント」など初期作品に好きなものが多い。それらを撮ってた頃は、10作品で監督業をやめるという決め事みたいなのがあって面白いなと思ってたが、気付けば10作以上になった今もコンスタントに映画を撮ってるではないか! どうなってんだ、ベッソン!

結局「ジャンヌダルク」あたりから今イチな感じになって観なくなってしまった。昔の作品のようにその世界観に引き込まれるような事もなく、どことなくハリウッド的な雰囲気になってしまいとても残念。
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