取材に行ったらセイウチ人間にされた話。
セイウチ人間がきちんとセイウチ人間やってて、しかも出し惜しみしないのが素晴らしい。
何よりセイウチ職人のサイコ爺さんの天晴な話術にはホレボレさせられっぱなしで、自分が遭難した時のセイウチとの馴れ初めや、セイウチあるある等、このパートだけもう少し聞き続けたいものであった。
しかもオタク独特の好きなジャンルに関しては早口、という訳でもないので、さかなクンやムツゴロウさんの話し方に心が折れた人でも取っつきやすいんじゃないかと思いました。
徳川家康も健康と精力増進の為にセイウチだかオットセイだかの睾丸を南蛮から仕入れてたらしいので、偉人や何かを成し遂げるタイプの人はあの生物の造形に惹かれるのかもしれません。
「ジャンル コメディ」は間違ってると思うけど傑作です。