このレビューはネタバレを含みます
※特にネタバレるような内容もないですが、素材が素材だけに念のため。
タランティーノ周辺で名前が出てくるイーライロス監督作品の中でも評判の良いグリーンインフェルノを鑑賞。
ハポ マタ ヤ ターリカ
（とっても面白かったよ）
思ってた以上にちゃんとした映画だったし面白かった。
今にして思えば70年代のエセドキュメンタリーは、モキュメンタリーのルーツと言えなくもないですね。
今回の作品はその辺のオマージュ。カメラの望遠で寄りすぎてブレる感じとか雰囲気もちゃんと出てて食人族に対する愛が伝わってきた。
これからジャングルに入るのになんでわざわざ同系色の蛍光イエローの作業着着せるんだろう。背景の緑と同化して見づらいじゃん。と思ってたけど、優先度はヤハ族の方が高かった。ジャングルグリーンに映えるまさに地獄の業火のような真っ赤な体。
ヨ、マハ族カッコイイー！
ガンガンいったれー、食ってまえー！！
と不謹慎この上ないこの映画。内容的には色々逆ミッドサマー的なノリで素直に楽しめる。
主演のロレンツァ・イッツォさんもたいそう良かった。やっぱりホラー映画では美女が色々な種類のひどい目にあって絶叫したり絶望したりして頂きたいし、その辺も抜かりない。
気になったのは人肉と言えども血抜きしないと美味しくないのでは？と思ったけど、ナマ食なら大丈夫なのかな？
もっとちゃんと泥とか落とさないと食べる時ジャリジャリしちゃうよ、とかついつい考えちゃうけど劇場で見たらそんな余裕はないんだろうな。劇場で見てたらおしっこちびってたかも。
というぐらい面白かった。
