ラグナロクの足音

ラブ&マーシー 終わらないメロディーのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

3.7
ブライアンウィルソンの波乱の生涯を、20代の彼と40代の彼で比較しながら描き出す。ボヘミアンラプソディーともロケットマンとも一線を画す構成。というより彼自体が特殊な性格(精神病)の持ち主なので、全体的に鬱さが伝わってくる内容になっている。ただヒール的な立ち位置に、彼の精神状態悪化の元凶となったドクターを置いたことで流れが失速したか。このドクターの立ち位置が中盤まで理解できず、終盤になってサイコ野郎だと判明する。話の主軸にするならもっと演出方法あったかもと。いずれにせよダノは顔面までそっくりだし、キューザックは悲壮感漂う音楽家の雰囲気を見事に漂わしていた。しかし二人ともまったく似てないよな笑
ラグナロクの足音

ラグナロクの足音