上海十月

鬼の詩の上海十月のレビュー・感想・評価

鬼の詩(1975年製作の映画)
2.8
This is atg!
たまたま観た後に原作を読む機会を得た。川島雄三の想い出を描いた短編の次に、この「鬼の詩」があり原作は、凄みのある芸人話だった。読みながら映画化したい気持ちはわかるが、映画にするには狂気と堕ちるまで堕ちて底を這いずり回るような狂気な役者とその姿が狂気だけでなく少しだけでも共感がないと観ているだけで辛い映像になるだけだろう。結果この作品は、人となりをわからせるためにオープニングに藤本義一と笑福亭松鶴の対談を入れ説明する。後は、ただただ厳しい辛い映画にになるだけだった。主役の桂福團治には、エライ重責だけ負わされて気の毒な感じだった。
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