鬼の詩の作品情報・感想・評価

「鬼の詩」に投稿された感想・評価

長年見たかった映画。話だけ聞くと秀作を予感するが、
主演のやや興ざめする熱演にやや飽きる。
ただ明治期の大阪の寄席の雰囲気伝わる。
一

一の感想・評価

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堕ちるとこまで墜ちてやる!って世界にひとりぼっちのように高座に立つ芸人が最後の最後に編み出したのが天然痘でできた顔のぼつぼつにキセルを引っ掛けるっていうあんまりにもしょうもない芸。哀しすぎる。
一つの世界に没頭し
のめり込んでゆく姿が狂気的なのに
次第にそこから抜け出せなくなってゆく姿が
恐ろしくもあり哀しくもあり…
通夜での濡れた睫毛が綺麗だった。
肯定しがたくでも求道者にとっては必要不可欠ともいえて。己の指針を問われ続けているようでぬーーっとなる。
ぬーーーってなる。片桐夕子さんの包容力よ。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
「鬼の詩」
村野鐵太郎がATGに残した得体の知れない怪作を初見したが凄過ぎる。明治末期の大阪の寄席で活躍する主人公の生涯を描く直木賞受賞の小説を映画化した本作は強烈な印象、炸裂した演技合戦、グロテスクな場面へのシフト、衝撃の大団円を迎える鬼の詩の気迫迫る描写に精神的に喰らう傑作。
yh

yhの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

エスカレートしていく狂気がすごい。
最後の方ほぼホラー。
ラスト近くで師匠から、今「天神参り」?をやれば色も艶もあって絶対受けるから本来の芸に戻ってくれみたいなこと言われてるとこは切なかった。
いい師匠だなぁ。
客が怖い。
This is atg!
たまたま観た後に原作を読む機会を得た。川島雄三の想い出を描いた短編の次に、この「鬼の詩」があり原作は、凄みのある芸人話だった。読みながら映画化したい気持ちはわかるが、映画にするには狂気と堕ちるまで堕ちて底を這いずり回るような狂気な役者とその姿が狂気だけでなく少しだけでも共感がないと観ているだけで辛い映像になるだけだろう。結果この作品は、人となりをわからせるためにオープニングに藤本義一と笑福亭松鶴の対談を入れ説明する。後は、ただただ厳しい辛い映画にになるだけだった。主役の桂福團治には、エライ重責だけ負わされて気の毒な感じだった。
セイゴ

セイゴの感想・評価

4.6
哀しきアスペ。人を笑わせることが生業の落語家が、これだけ狂気的な役を上手に演じられることが一番怖い。落るちとろこまで落るちとこは芸を極るめことと本当に同義のなか。
Masashi

Masashiの感想・評価

3.0
昔ながらの邦画が好きなら好きだと思いますが、後半は真面目が行きすぎて狂気に満ちたホラー映画になってます。最後の表情が何とも言えないホラーです。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

3.5
芸のため生き、芸のため死んだ上方落語家の話。桂福團治の鬼気迫る演技は惹きつけられるものがある。終盤はほとんどホラーだが、前半の旅回りをする日本の田園や雪景色のシーンが美しい。
ロマンポルノの売れっ子だった片桐夕子の、菩薩のような優しさと美しさが心に残るATGの傑作である。
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