ぴーと

ボックストロールのぴーとのレビュー・感想・評価

ボックストロール(2014年製作の映画)
3.0
気持ち悪いなぁ~…いや(特に人間の)キャラクターの造形や世界観とか虫もそうなんだけどもなによりも人間の心が醜くて気持ちが悪い。トロールが癒し。

印象操作で群衆心理を利用して私腹を肥やそうとするスナッチャーが人間の醜い部分をかき集めた化け物そのものでしかない…。
手下の2人が自分たちが正義なんだと言い聞かせながら言われるがままに従ってトロールの駆除をしているのも印象的。

スナッチャーも気持ち悪いが同じレベルで気持ち悪いのがチーズとホワイトハットにしか興味がないような話を聞かないお父様と聞いただけでしかないのに言いなりになってる街の人たち。

見ようによってはスナッチャーが情報を発信するメディアで街の人たちがテレビの情報をそのまま鵜呑みにする視聴者のように思える。

ホワイトハットが権力、チーズが富?とかもろもろの意味を考えていると子供向けのアニメーションというよりは社会での情報の扱い方を見誤ってはいけないという大人に向けたメッセージを感じました。
ぴーと

ぴーと