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ティナ・フェイとポール・ラッドの2013年のお受験ドラマ(注:コメディではないです)
前から見たかったのですが、アマプラにもなく、課金で!
ティナ・フェイって結構歳いってるよね?「ワイン・カントリーにも出てたし。
プリンストン大学の入学事務局「アドミッション」に勤めるティナ・フェイ。
高校教師でダートマス大の同級生だったポール・ラッド。
同級生のよしみで頼まれたティナ・フェイはポール・ラッドの学校に講師にくるが、いつも相手にしている野心むき出しのエリートとは大違い。
大学より地球環境の方が大事だ、と結構な正論をかます自由な生徒たち。
ナット・ウルフ出てんじゃん!(お兄ちゃんの方)
超インテリの読書家。親は労働者階級だが、プリンストンのロースクールを目指している。
そして、亡き友人の子を養子にしたシングル・ファーザーのポール・ラッドから衝撃的な告白を受ける
「ジェレマイア(ナット・ウルフ)は君の息子だ」
取り乱し、意味のわからないティナ・フェイ。
しかも翌日、10年一緒に暮らした彼に振られてしまう。
しかし、それからジェレマイアのことが気になって、彼の出願書類や小論文を読みながら彼の生活に、彼に想いを馳せてしまう。
特進クラスの授業には全て出席せず、テストでオール5、SATの授業にもでず790点。
8歳の時に「先生に教わることはない」と独学で本、特に人生の指針として自伝を読み続けた。
なんとかプリンストン大の教授に自分の母親を紹介することで推薦状を書いてもらい、ついにポール・ラッドともいい感じに。
この入学事務局は入学者を会議で話し合って決めております。
生育環境、親、学校の成績、SATの採点、学校、地元での文化的貢献、課外活動、そして面接試験etc...。
この大切な会議の場面ではもはやポーシャはジェレマイアのことを冷静に判断できなくなっていた。
確かに学ぶことが好きな優秀な生徒になることは間違いない。
でも彼女のプレゼンには推薦者以上の力が入っていた。
でも言っていることは至極真っ当で、学校教育において、生育環境や学校での評価は大事だし、クソな大人のせいで正当な評価を今まで与えられなかった生徒にチャンスを与える、という意味で彼の入学は意味がある、と語る。
そして・・・
この後、話が良い方向にも切ない方向にも動いていきます。
そして、この主役であるティン・フェイとポール・ラッドそれぞれの家族、親や子供との関係性が非常に丁寧に描かれている。
そしてティナ・フェイとその母親、つまり女性が予期せぬ妊娠をした時にそれに結びつくSEXを軽んじていた時、後になってどのような理由でどれほど後悔するのか・・・。
この物語の根幹である部分が後半に決定的に、ケチをつけられる、というとても珍しい、面白い話だと思う。
すごくいい映画!
泣ける!!
お受験映画最高!
ポール・ラッドのおばかコメディ!
とかそういうのではないです。
そういう意味では結構亜流。
人と人との関係性、そして自身の人生と家族の人生をどう考えるか?
自分は何がきっかけで考え方や、人生の優先事項が変わるのか?
そういう興味深いお話でした。
このくらいのバランスの映画、めっちゃ好きですね・・・。
旧