ゆみモン

0.5ミリのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

0.5ミリ(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

3時間超の作品だが、飽きることなく最後まで観ることができた。それぞれの老人との生活シーンが面白く、またベテラン俳優陣の確かな演技が良かったからだろう。

ヘルパーの職を失ったサワが、見知らぬ土地土地で見つけた訳ありの老人につけ込み、彼らの生活に入り込み押しかけヘルパーを始める。その暮らしを続けていたというストーリーは、“そんなに上手くいくわけない”と突っ込みたくなるが、面白い設定だ。

最後に再会した、マコト少年が実は少女だったというのが、全く予想出来ず驚いた。だいたいの事情は想像できるが、もう少し丁寧に描いてほしかった気もする。

津川雅彦、草笛光子の「しっかり」「ちゃんと」した老人の演技にあっぱれだ。