かじドゥンドゥン

0.5ミリのかじドゥンドゥンのネタバレレビュー・内容・結末

0.5ミリ(2014年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公サワは介護ヘルパーとしてある家で働いていたが、雇い主の老女が首吊り自殺し、その家も(事故とはいえ)火事で燃えてしまった。帰る場所もないサワは、高知県内を転々とし、訳ありの孤独な老人男性を見つけては、その弱みを握って、なかば脅迫して家に居候する。ただし、一度居座れば、ヘルパーとしての技能を発揮し、ときにはよき伴侶、よき娘、よき介護人、よき友人、よき母として老人たちに尽くす。

こうした放浪を経てサワは、戦争を経験し、長年の教師生活を勤め上げ、認知症に陥った男の遺した言葉、すべての人間が0.5ミリずつ歩み寄れば、その力は強大で、山をも揺るがすという考えを引き継ぐ。そして、女性として産まれたにもかかわらず、母から男性として育てられ、父からは暴力を受けていた少女を救い出すと、車の助手席に乗せて、二人で旅立つ。

シンプルに、長過ぎる。主演・安藤サクラさんの演技力で引張るにしても、長過ぎる。