ネオねお

0.5ミリのネオねおのレビュー・感想・評価

0.5ミリ(2014年製作の映画)
3.8
2014年の映画をAmazonで見ました。
安藤さくらが出てるタイトルだけ見て見始めたらめっちゃ長い作品でした。196分もありました。

0.5ミリとは?
静電気が起こるくらい近い、人と人との距離感って Wikipediaに書かれてました。

そんなに人と近づくのって、なかなかどんなに親しい友人でもこの距離になることはない。

今日産まれる子も明日死ぬ爺さんもみんな一緒に生きてるんだよ。

高知のロケであちこちでてくる道路や川か海の上の橋をの上を車が走るシーンが何だか好きです。

ショートケーキを食べる、距離感が、それぞれにちょうどいい距離なんだな〜と思いました。

津川雅彦演じる真壁
戦争の話 戦争ぐらい馬鹿らしいものはないです。やなものです戦争なんてね。なんにためにやっているのか?もう、今死ぬか、今死ぬか。生きているのが不思議なくらいです。相手だってそうです。何のためにやっているのか、わからないんですから?答えがないんですから、戦争なんかこうだからやるって根拠がないんですから。亡くなった人が気の毒ですと何度も繰り返すシーンは長いけど引き込まれました。

最後に初めの家族と繋がって、逞しく生きていく女性の話ってことかな。

安藤さくら若くても、今と変わらない安藤さくらで心に残る演技でした。美人ではないけど、美しいって感じる瞬間瞬間があって引き込まれました。

覚書
2011年に同名小説が出版
2014年に映画化
原作、監督、脚本が 安藤桃子(安藤さくらの姉)
エクゼクティブプロデューサー 奥田瑛二
フードスタイリスト 安藤和津

角替和枝、柄本明などの
安藤さくらの義父母も出演。
津川雅彦や草笛光子などの豪華な俳優陣
東出昌大がカラオケ店員役というちょい役で出演、この年第88回キネマ旬報ベストテン
新人賞受賞
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