わっしょい

ピクセルのわっしょいのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
3.5
何も考えずに観れるゲームオタクたちのコメディ映画。

ゲームというテーマでありながら、下ネタがかなり多かったり、子どもがヒロインの息子くらいしか出なかったりと、キッズ向けではないような印象。
そういった所から、昔ゲーマーだった大人たちに向けて作った映画だなと感じられた。

ゲームに打ち込んだ時間というのは、実生活において価値を持つことはほとんどない。
ただ、社会的に無価値なことに自分なりの価値を見出した時こそ、本気でコミットすることができるし、そういった活動こそが真に大切にするべきものだと思う。
劇中の元ゲーマーの大人たちも、地球を守る為という大義名分ではなく、純粋に追い求めるものの為に動いていて、そこが凄く良かった。

自分もかなりのゲーマーだけど、そんな自分がとても好きだし、自分のアイデンティティの一つとすら思っている。
このままゲーマーであり続けると、劇中のゲーマー達のように馬鹿にされるようになってくるような気はしているけれど、自分の「ゲームが好き」という気持ちを大切にしていこうと改めて思った。

この映画に出てくるゲームは自分の世代ではなかったけれど、自分がハマっていたゲームが元になった映画ができたらと想像するだけで凄くワクワクする。
わっしょい

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