つるみん

バクマン。のつるみんのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.6
佐藤健も神木隆之介も今回は日本刀ではなくペンで闘います!

日本の青春映画は2つの部類に分かれると思う。
恋愛系か友情系。今作はどちらかと言うと友情系の部類に入る。〝ピンポン〟〝ルーキーズ〟〝ウォーターボーイズ〟など体育会系はもちろん〝書道ガールズ〟〝ちはやふる〟など一見スポーツに見えない部活でも熱いものを感じる作品が青春映画の友情系に多い。
しかし本作品は部活も入っていない恋愛もろくにした事がない彼らにあるのは〝漫画〟だけ。〝漫画〟だけ?この言葉は今後一切使用禁止だ。こんなに熱い友情映画は久々である!

確かに漫画を描く作業というものは決して派手ではない。しかし本作品はそこの部分を1番の盛り上がりに仕上げCGとプロジェクションマッピングを融合させた新たな映像感覚で我々を魅了する。

そして日本の役者さん達のレベルが高すぎる。それぞれのキャラに個性が生まれ違和感なく素直に見れる事じたいに驚きだ。主人公2人を除いて名前を出すとすれば山田孝之と染谷将太である。山田孝之はいつものイメージとは真逆の真面目を演じて演技の幅を見せつけられた。染谷将太はいつも同じようなヘタレ役ばかりであったが今回はその枠を越えた演技。やっぱり彼は天才だった。

【友情・努力・勝利】
これが彼らを1つにしたのだ。
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