あきしげ

アウトバーンのあきしげのレビュー・感想・評価

アウトバーン(2016年製作の映画)
2.5
アカデミー主演男優賞の夢の共演。

良かった点。

・アンソニー・ホプキンス
・ベン・キングズレー

悪かった点。

・カーアクションが既視感
・主人公の魅力がほぼない
・ヒロインの重い病気設定

ヨーロッパはカーアクションが大好き。
『トランスポーター』シリーズ。
『TAXi』シリーズがかなり有名。
どちらもフランスが舞台となっている。

しかし、本作はドイツが舞台である。
もちろん、ベンツも登場してくれる。
しかも、スポーツカーのサービスで。

本作のカーアクションに新鮮味がない。
ドライビングテクニックは確かに凄い。
でも、オリジナリティが足りないです。
やはり、上記の作品には負けています。

主人公に魅力がまったくありません。
主人公補正が強すぎて呆れてしまう。
強引すぎる運の良さがやり過ぎです。
ヒロインも理由付けの為にいるだけ。
忘れないように幻で時々出てきます。
この演出が場違いでテンポが悪すぎ。
大金があると考えが変わってしまう。
主人公の腕の見せ場もほとんどなし。
そのせいで主人公補正が余計目立つ。

ただ、本作は唯一の良い点がある。
アカデミー主演男優賞の共演です。

アンソニー・ホプキンスとベン・キングズレー。
同じ画面に出ているだけでも充分な存在感です。
英国紳士とトルコのマフィアという立場の対比。
もっと二人の会話が観たいと思わせるほどです。

この二人を共演させる為の作品。
そうとしか思えない内容でした。
あきしげ

あきしげ